カナダ人が書いた驚くべき日本の実態暴露本。日本て社会主義

今日はDUOの後、半分くらい残ってたこの本を読みきった。俺は、いろんな意味でへこんでしまった。カナダ人、ベンジャミン・フルフォード著『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』という本。ヤクザと政治家の癒着、マスコミの情報操作、景気後退の真実、など話を日本のマスコミのフィルターなしに赤裸々に書かれたものだった。とくにヤクザのことが多く取り上げられていて、ゼネコンの多くがヤクザ企業でありここに公共投資でお金が流れて、見返りに選挙票の確保や金の一部を政治家に渡してもちつもたれつの裏の関係を作り上げていることを内情細かく書いてある。政府が信用できないことは前々からわかっていたしいろいろな方面での癒着、天下り等も知ってはいた。だが、それは氷山の一角に過ぎなかったことがこの本からわかった。よくマスコミで「日本は平和ボケだ」なんて自国を揶揄したりするが俺は「それが日本の心。ほほえましいことだよ」とポジティブに捉えてた。すごく愚かな考えだといまさら知った。平和なんかじゃなかったのだ。

そして、この本は学生から見る日本の将来像まで親切に書かれていた。出る杭は打たれる。日本を象徴する言葉。みんな横並びでなければならない、みんな中流階級でなければならない。目立つものは即座にバッシングを食らう。みんなの意見が自分の意見、異なる意見は社会不適用者。かくして天才の育たない環境となり、大学がレジャーランドになり、ほぼ全ての大学が堕落し学歴が無意味と化す。まじめに勉強をすることに対する「彼は世渡りをしらない。人生損してる」という勘違いの忠告も日本ならではかもしれない。

自分はこの本から何を学ばなければならないのか。愚かなことに、俺はいまだわからない。ここに書かれていることこそがむしろ嘘なのではないかと勘ぐりたくなる。実際は、大方事実なのだが急に言われてもピンとこないのだ。日本は未だ鎖国している?言論の自由はない?いったい何のことだか。心では同意しつつも言葉では否定したくなるという複雑な状態だ。たぶん(というか絶対)自分がその日本人だからなのだろう。でも時間がほしい。というわけでとりあえず、彼の本はあと2冊くらいは読むことにする。なにか人生のヒントになるかもしれない。

自分の出来る範囲で日本がよくなればいいな。とおもう。。。