北島康介じゃないけど有言実行しました。はい、図書館に行ってきたのです。

遠いのか近いのか、住んでいる区の図書館へは自転車で20分弱かかるが、今回はその隣の区の図書館に30分かけていった。なぜ隣の区に行くのかと言われそうだが、その住んでる区の図書館は好きではないのだ。その建物の隣に高校が隣接してて、教師のオヤジギャグ、それによるざわめき、そんなノイズが聞こえてくるのだ。もうとにかくうるさいのだ。学習室にまでそれが聞こえてくるのだ、延々と。去年はそれにもなぜか耐えることが出来たのだが俺も年をとったのか我慢ならなくなってしまった。女子高生の黄色い声というのはなぜ第三者からして聴くとこうもうざったいのだろうか。そのせいで本当に勉強が出来ないのだ。自習室には無論俺以外の利用者もいるが絶対こう思っている人は多いだろう。正直、これには皆さんに同意を求めたい。というか、話がそれてしまった。

まぁ、心に余裕が無いなんていわれるかもしれないが、すくなくとも尋常じゃないくらい甲高いし、勉強できるような静かな環境でないことは確か。決して攻めないでほしい。というより、区が図書館の設置場所を間違えたのだ。と、図書館、女子高生バッシングはこれくらいしておくとして(てか女子高生は好きですw)、これらの理由から隣の区へ行くことにした。移動手段は自転車だ。実は去年、半年かけて暇つぶしも兼ね車の免許を取ったのだが親が心配性でまだまだ車を貸してくれそうに無い。原付も母親が使っているのでない。というわけなのだ。しかし、といいつつも自転車は嫌いではない。適度な運動がとても心地よいのだ。ジョギングは疲れるし、散歩はたるい、という中で唯一自分に合っているのが自転車の運動なのだ。

隣の区へ行くのには結構体力を使った。住んでいる地区とその周辺は平坦が無く、坂ばかりなので常にこぎ続けなければならないのだ。本当はそれゆえに坂には慣れているはずだが、慣れない場所にある慣れない坂はやはり慣れなかったというわけだ。そしてさらに隆起した歩道が円滑な運動を阻害する。この手の歩道は駐車場に面した場所が凹状になるため、連なれば凸凹道になって非常に走りにくく体力を無駄に奪われるのだ。そんな歩道の上り坂を一度も降りることなく立ちこぎで上っては下り、上っては下りと繰り返してようやく図書館につくことが出来たわけだ。

しかし、そんな努力を神様は見てくれなかった。やたら黄色いロープの目立つ風景。閉館だったのだ。俺は目を疑った。時間は開館時間から30分経った10時半だし今日は木曜日で休刊日ではないは明らか。何考えてるんだよ。怒りをあらわにしながらも、なにか書いてあるはずだと入り口に近づいてみると

館内整理のため13日から22日まで休刊とさせていただきます


という張り紙。・・・。なめてんのかこの図書館は!!10日弱も休むことないだろうが、たいした床面積もないくせにさぁ、三日でできそうじゃん、どんだけ怠惰なのよ、それともあれか、館内整理と見せかけて職員そろって熱海に温泉か、それとも俺の血税でハワイか!・・・。とにかく怒りをぶつけてた気がする、あることないこと妄想で。だけど今日は雨で、しかも湿気の多いなか自転車でがんばって来たのだ。それくらい言いたくなるの無理も無いはずだ。

しばらくそんなことをしてると、これ以上図書館の前につったていると周りの住民から変人と思われるのではないかと自覚し始めたのでとりあえずもと来た道を戻ることにした。まだ、納得してない自分。いや、休館のことではない。さすがにそれはあきらめたのだが、せっかく勉強のやる気が出ていたのに出来ないというはやるせないのだ。しかし自分の住む区の図書館は行きたくない。うーーん。あ・・・そうだ

こうなったらさらに隣の区の図書館に行くしかない!

我ながら凄いことをしたと思う。遠いし、そのとき既に11時で学習室がいっぱいの可能性があるし、最悪ここも閉館かもしれないのに行ったのだから。冷静さがあれば絶対行かなかったはずである。たぶん、何かが吹っ切れたのだ。「今日はサイクリング日和だ」と雨の中思ったりしてたかもしれない(さすがにそれはない)。とにかく、そこへ向かった。

やっぱりだ。図書館は開館しており、自習室も十分に空いていた。大成功だった。俺は真っ先に席について、まだ汗が滴り落ちるのが止まない中、英語を勉強し始めた。こんな快感初めてだ。その後、妙なテンションの中閉館まで勉強する自分であった。

図書館は事前にネット等で開館日程を調べてからいくべし(どうせ、こんなトラブル俺だけだよ、俺だけだよ(;;))