持っている期間なら4年は経ってるかもしれない。


早稲田というとやはり英語は気を抜けない重要な科目。前回の入試では撃沈したがそれでもDUO3.0を使っていたおかげでだいぶ助けられた。この本はいまや自分にとって無くてはならない大事な存在、いわば受験における親友的存在だ。

買ったきっかけは実用英語の習得だった。洋楽をきっかけに英語に興味を持ちいつか海外旅行をしてみたり、英語圏の人たちと仲良くなりたいと目標を作って英語の勉強を始めようと思い、最初に手にとった本がこのDUOだった。この頃はたしか、高1か高2で受験勉強どころか大学進学の道なんて考えもしなかった。「バンドで食っていこうぜ」と夢と希望に溢れてた頃だった。それもあって受験英語は勉強してなかったし、そもそも嫌いだった。普通科目というだけ拒絶反応が出たり、ネットや本でも受験英語を批判する声は多く、それでますます嫌いになった。

とはいえ、もともと勉強嫌いの自分。それと同時にバンドに時間に追われたり、お金をつぎ込んだりしてたのもあって海外旅行や長期滞在の夢や目標を忘れて結局、実用英語さえも忘れて、本は置き飾りになってしまった。


「We must respect the will of the individual」
DUOを好む人ならわかると思うがこの文だけが一番印象が強い状態になったままだった(笑)。


それから、バンド活動のペースが落ち着き始めた高3の初め頃、校内に就職や進路のムードが漂い始めて自分もこの先の事を少し考えて、「とりあえず、おざなりにしてた実用英語をやり始めよう」と、この先どんな進路をとろうとも英語だけはやっておこうと決め、再びDUOを使い始めた。今度は結構まともにやり始めた。

それから、秋くらいまで時が経ち、バンド活動も一時休止になって、ここで環境の良い大学を目指すため受験しようと初めて進学を意識した。(早稲田を目指そうとか具体的なものはまだ決めてなかった)。勉強も受験のための勉強にシフトしていった。だが、そのためまたまたDUOを一旦やめてしまう。王道のターゲット1900に変えたのだ。


↑過去の友。今は評価低い。すまん、過去の友



このとき、精を出せるのは単語暗記くらいしかなかった。文法なんてわからないし、それ以前に文法の参考書にかかれた単語がわからないという前代未聞の問題点が浮上していたのだ。短気なので辞書でこつこつやるのも向かない。すごく悪循環なのだ。だからひたすら単語を覚えた。1日200単語を目標に時間のある限り覚えまくって、2週間くらいでターゲットを終わらすことが出来た。


うれしかった。初めて勉強というものをした、勉強本を完遂した、と思って我ながら自己陶酔した。この気持ちは今でも大事だと思ってる。うん。思っているんだがやってしまったのだ。

ブランクだ。

馬鹿だった。次の目標を立てなかったのがいけなかった。どれくらいあいたのかわからないが1ヶ月くらいは空いた気がする。もう気づいた頃には遅かった。単語を半分近く忘れてたのだ。今度は、愚かな事に自己嫌悪に陥ってしまった。2日間くらいは立ち直れなかったがなんとか元に戻して再度計画や目標を立てようと考えていた。ちょうどそのとき2chの大学受験版の存在に今更ながら気づいた(前々から2chはつかってました、はい)。この後、受験板にのめりこんで中毒になったことはおいといて、参考書スレを丹念にのぞいては書店に行って確認するという事を半日課としてこなしていた。気に入ったものは購入して、英単語本に関しては速読英単語、システム英単語などを購入(実は、さらにこのあと単語王、リンガメタリカ(笑))。これらも1周はしてみたもののたいした効果も現れず、途方にくれていた。


↑速単必修。今でも長文読解用としてたまに使います。もったいないし(笑)


相変わらず2ch中毒になっていた、ということはおいといて参考になりそうなスレを探していた。結構時間の浪費かも、と自覚してはいたがそれでも勉強の効果が現れない以上は打開策がほしかった。だから、とにかくいろんなスレを見たわけだ。だが、そんな浪費から天使が訪れることもあるのだ。そう。そんなときに遭遇してしまったのだ。やっと。なにげなく見てみた「早稲田への道」というスレで俺はDUOと遭遇、いや、再開することとなった。

「参照:過去ログ
http://www.geocities.co.jp/HiTeens-Panda/3147/

スレ主は早稲田の政経に半年前に合格した「u」という人で受験板でお世話になった恩返しをしたいと、受験の指南や、質問を受け付けてアドヴァイスをしたいとこのスレを立てた。それで、この人がDUOを強く押してたのだ。説得力のある文に魅了されて、DUOを再び取り出すことになった。u氏が言った

「怠けてる奴が逆転合格するならDUOしかない。受かりたいなら3日で1周してみろ」
という言葉には戦慄が走った。受験は決して甘くない。けど受かるんだ。だからやれ。こんな風に俺は言葉の意味を受け取った。どんな奴に対しても決して「お前には早稲田は無理だ」と言わないu氏のギリギリの発言。それから3日後にDUOを終えた自分がいた。

それ以降ずっと使ってるDUO。去年の政経の入試問題でも似たような文が2つ、3つでていた。結局文法、長文読解の能力の足りない俺は落ちたが、語彙や読解の底上げをしてくれたDUOをうらむつもりは無い。むしろ感謝だ。今後も単語本はシステム英単語を補助として使うのをのぞけばDUO一本でいくつもりだ。u氏、きっかけをありがとう。受験英語を乗り越え実用英語をマスターするまで親友でいよう、DUO。