スーパーギタリスト来日!

http://www.expo2005.or.jp/jp/D0/D4/detail/detail_DO0725OB99901.html

愛知万博に行きたい。激しく行きたいのだ。スペインを代表するフラメンコギター奏者パコ・デ・ルシアのコンサートが明日、万博ドームで開かれるのだ。こんな機会はまずない。

フラメンコギターといえばアル・ディ・メオラパコ・デ・ルシア、と自分の中で定義されている。パコははっきりとわかる音の輪郭と音の粒を当たり前のように出す。これが彼のすごいところだ。もちろんこの当たり前さは常人には不可能なものだ。ギターで音を出すことは誰でも出来る。しかし普通の人が音楽の流れのなかで輪郭をあいまいにさせずに弾こうとすれば、たいていピッチがずれる。ピッチがずれれば音は不快に感じるし、不安定な旋律になる。これはプロでさえある程度はあるものだ。だが、それをやってしまうのがパコであって、彼はプロの中のプロといえる。

話はとぶが、こういう真のプロがいるからこそフラメンコというスペインの伝統音楽が正当に(文化だから盲目的に、国家利益のために、ではなく)受け継がれているんだと強く感じる。今回の万博のイベントもナショナルデーという企画でパコは国から呼ばれて行われる。「スペインといえばフラメンコ」というのは誰も異論がない。これは考えてみると、スペインの人々がフラメンコを心から愛しているという気持ちが外国の人にもはっきりと伝わっているからとも言える。とてもすばらしいことだ。

さて、どうしたらいけるのだろうか。先ほど6000円の給料が入ったといったが、これだけでは足りないし、それ以前に25日に入るという保障がない。「銀行振込先聞くの遅れたからもしかしたら振り込みも遅れるかも」と店長にいわれたのだ。もし振り込まれてなければほとんどの確立でいけなくなる。所持金は4000円足らず。親に借りるという方法もあるが、この時期に「万博いくからお金かして」なんていいづらいわけだ。

・・・でも行きたい。最近ライブの類に全然行っていないので今回こそは行きたい。