なにを思ったのかブログを作ってしまった。「二浪」「早稲田」とググると出るわ出るわ、浪人ブログ。自分と同じような人がいるんだなぁ、と彼らのサイトを見ながら少しほっとしてしまった。同士がいるとうれしい。皆さん、一緒にがんばりましょうでは、自分のこと書いてみます。



俺は就職前提の工業高校を入学して一月もしないうちに男の多い環境、独特の雰囲気に嫌気が差し、中学時代の友達とバンド組んで辛さを紛らわしながら高校時代をすごした。結果的には卒業できたが、それまでにはとても大きな葛藤があって、バンドのメンバーには3年間「学校やめたい」と言い続けてきた。その度に「俺もなんだ。辛いががんばろうぜ」と励ましてくれた。中学時代の友達がいい奴らで本当に良かった。もし彼らがいなかったら高校なんてすぐ退学しただろう。感謝だ。


今、現在俺は早稲田大学を志望する2浪目の浪人なわけだがなぜ早稲田を目指しているのかを説明するとかなり単純だ。就職を避けたかったのと人生をやり直すため。それだけだ。工業高校だから3年になると就職の雰囲気が漂いはじめ多くの生徒が
面接の練習、最後の成績の追い上げに躍起になる。俺はすでに1年の2学期くらいから就職の道を絶つこと決めていたので面接の練習なんてしなかったが、「俺の進路は何だろう」と考え始めてはいた。学校の強制の進路相談では「俺は就職しません」といってなら進学するのか?と聞かれても、わからない、と曖昧に答えていた


工業高校にも大学進学のプランはあるようで何校か紹介されたがそれらをネットや本で調べる限りでは、行く意味の無いような大学ばかりだった。さすがは工業高校だな、と心の中で笑った。担任教師には癇に障らない程度に「勝手に決めます」と返答しといた。俺はレベルの低い学校なんて行きたくない。もううんざりなんだ。高校の中で嫌というほどそれを実感したんだ。興味のある分野を有意義に学びたい。それが出来る学校に行きたい。これが自分の切なる願いだ。


実はこういう考えは中学時代から、という結構前々からあって、工業高校に来たのもそれが理由だったのだ。俺は「普通科目」というものが凄く嫌いだった。古文?連立方程式?関係代名詞?なんなのそれ?何のためにそんなことを学ぶの?と中学当時は常に疑問に思っていた。そんなもの学ぶくらいなら工業高校行って電気の原理、情報技術を学ぶ方が興味もあるし100倍有意義だし賢い選択じゃないか。日本は工業大国だし、これからの時代はITなんだ。という考えから自信をもって工業高校に進学した。


それから合格通知も来て、説明会での教育カリキュラムも自分の望んでいたものそのものだった。「実習」という時間があって、それから学んだことをレポートとして提出する。こんなようなことが説明されてて「おぉ、本格的だな。大学みたいだ」と思いながら当時は授業が待ち遠しくてしかたなかった。


しかし全然違ったのだ。なにもかもが違った。
授業開始から三日も経つことなく絶望を味うことになる。


初日に授業(教師)のレベルの低さを実感する。本人にしかわからないような授業内容にもかかわらず教えてやってるんだという傲慢な態度。「わからないのは学ぼうとしないお前が悪い」という口癖どいつもこいつも最悪の授業しかしなかった。当時貶してた中学の教師たちの方がレベル高くないか?とさえ思った。


2日目、一番期待していた「実習」の無意味さを知った。やらされている実験、低レベルの内容。この授業は3時間連続してあるのだが途中で帰りたくなった。しまいにレポートも実験内容丸写しして提出という意味の無さ。教師は説明が終われば職員室に戻ってコーヒー飲みながら誰かと談笑してふと思い出した時のこのこと実習室に顔をだす。なんだこの学校は!と思った。


3日目、図書室、パソコン、実験装置など、全ての設備が古かったり、劣悪でまったく使えないことに気づく。進歩的なことが出来ると期待していた自分にとってこの学校の存在意義が皆無であることを悟った。ISDN回線を20人で共有?ペンティアム266Mhzだぁ?プログラム開発ツールがフリーウェア?もういいかげんにしてくれ・・・・。一生懸命泣こうとした。でも泣けなかった。

生徒にしても勉強しようという姿勢などなかった。いや、最初は全校で一人や二人はいたのかもしれないが入学してまもなくして意欲が薄れ根絶したのだろう。そう俺のように。


それ以降は早くも学校をサボり始めるわけだがこれをきっかけに学校教育について色々と考え始めた。そういった事が書かれた本を読んで学歴社会の事、高等教育についてや工業高校がある理由などを知って日本社会に怒りを覚えつつ、早くも将来に不安を覚えつつ、自分の考えの甘さに嫌悪した。複雑な感情だ。自分がもっと学校について調べていれば、このことを知っていればこんな学校に来ること無かったのに、と思う反面中学生の自分がそんなとこまで知るわけ無いじゃないか、それなのになんで親は、教師は、そういう重要なことを
俺に言わなかった。また、なんでこんないい加減な教育体制なんだと思わずに入られなかった。俺だけの責任じゃないだろうと。

それと同時に普通科に行った人たちにも複雑な感情を抱いた。「目的持って進学したやつなんてほとんどいないだろ」と思ったり青春を謳歌してる雰囲気に嫉妬したり。今思うとばかだなぁと思うが・・・。


とにかく普通の人とは少し違ったコンプレックスを持ちつつそれを打開するために今早稲田大学に進学しようとしている。

そんなところかな。まだまだ書きたりないことはあるけどきりないしどうやらダラダラと書いてしまったみたいだし。とりあえず、ここでは自分の素の部分をさらけ出していこうと思う。


誰か見てたらコメントください。ちなみに、こんな事書いてても結構性格明るい方です(笑)高校の過去からはネガティブな事しか浮かばないので許してやってください。