写真日記 -前編-

なんだかんだで万博行ってきた。書きたいことは山ほどあるが、店長のミスでバイトが今日入れて4日連続で入らされることになったので時間がそれほどない。というわけで、前編、後編にわけて写真日記を書く(貼る?)ことにした。

リニモから降りて万博東ゲートに到着。リニモは地下鉄に乗っている自分としては無音に感じた。乗り心地もすごくいい。近隣住民うらやましい。

写真では人が少なそうに思えるが実際はすごく多かった。改札通るのに40分を要した。

風車発見!どっかのパビリオン(もうわすれたw)


万博でプール?


子供たちが楽しそうに水遊びしている。本当にプールがあるのだ。たしか、森体験ゾーンというところだったと思う。あそんでいる子供もすごく多い。

プールかよ、と頭の中で突っ込んでしまった。


IMTS無人走行バス。この日は乗らなかった



資源大国ブルネイ。世界一裕福な国といわれているところ。たしか、医療費無料で、大半が公務員で一家で車二台所有が当たり前という国だったはず。

王宮。そして国王も世界一金持ち。資源のある限り無敵な国(裏を返せば・・・いや、やめておこう)

パビリオン自体はやる気が感じられなかった。上のように王宮自慢と天然ガスを供給しているという宣伝がメイン。


イベント。東南アジア系の人たちがギターでさまざまな曲を披露。俺が通ったときはスマップの世界でひとつだけの花を歌っていた。そこそこ盛り上がっていた様子(個人的にあの歌は嫌いなので写真だけ収めといた。)


オーストラリア館


カモシカ。子供に乗られている。本望?


コアラ。べただがかわいい


メイングッズ。だが、俺はコアラ派


これには笑った。写真では見づらいかもしれないが、売り場の側面の赤紙に「ここから出すぞー!3億円」と書かれている。なんだかなぁwしかも2店舗以上はある。


ロゴが違う。

エコサークルK。万博限定店だった。といっても中身は普通の店とまったく一緒。ただ、回転率はすさまじかった。



グローバルトラム。メインロードたるグローバルループを回ってくれる乗り物。これは別途大人500円するのだが結構使える。というよりそれくらい歩かされるのだ。俺は意地を張って使わなかった。

帰宅後、足が痛くなったw


企業パビリオン。日立館

企業パビリオンは込むと思って一切行かなかった。だから外観のみ。このあとのライブの時、隣にいた人たちがしゃべっていたセリフ
トヨタで3時間かかったしまいましたよ」
「それくらいかかるよねぇ。私は幸い、トヨタと日立を3時間半で見られましたけどね。」
「うらやらましぃわぁ」

・・・。絶句した。

建物に滝を作ってしまった日立。これは、写真ではまったく感じないだろうが、結構迫力、威圧感がある。

東芝

トヨタ

企業パビリオンは行かなくてよかったかも。
続きは明日。

スーパーギタリスト来日!

http://www.expo2005.or.jp/jp/D0/D4/detail/detail_DO0725OB99901.html

愛知万博に行きたい。激しく行きたいのだ。スペインを代表するフラメンコギター奏者パコ・デ・ルシアのコンサートが明日、万博ドームで開かれるのだ。こんな機会はまずない。

フラメンコギターといえばアル・ディ・メオラパコ・デ・ルシア、と自分の中で定義されている。パコははっきりとわかる音の輪郭と音の粒を当たり前のように出す。これが彼のすごいところだ。もちろんこの当たり前さは常人には不可能なものだ。ギターで音を出すことは誰でも出来る。しかし普通の人が音楽の流れのなかで輪郭をあいまいにさせずに弾こうとすれば、たいていピッチがずれる。ピッチがずれれば音は不快に感じるし、不安定な旋律になる。これはプロでさえある程度はあるものだ。だが、それをやってしまうのがパコであって、彼はプロの中のプロといえる。

話はとぶが、こういう真のプロがいるからこそフラメンコというスペインの伝統音楽が正当に(文化だから盲目的に、国家利益のために、ではなく)受け継がれているんだと強く感じる。今回の万博のイベントもナショナルデーという企画でパコは国から呼ばれて行われる。「スペインといえばフラメンコ」というのは誰も異論がない。これは考えてみると、スペインの人々がフラメンコを心から愛しているという気持ちが外国の人にもはっきりと伝わっているからとも言える。とてもすばらしいことだ。

さて、どうしたらいけるのだろうか。先ほど6000円の給料が入ったといったが、これだけでは足りないし、それ以前に25日に入るという保障がない。「銀行振込先聞くの遅れたからもしかしたら振り込みも遅れるかも」と店長にいわれたのだ。もし振り込まれてなければほとんどの確立でいけなくなる。所持金は4000円足らず。親に借りるという方法もあるが、この時期に「万博いくからお金かして」なんていいづらいわけだ。

・・・でも行きたい。最近ライブの類に全然行っていないので今回こそは行きたい。

白い物体との出会い

それは車の免許がとれた友人とその念願に夜、冬の海を見に行ったときのことだ。干潮のため見える雑然とした浜辺と時化が、闇につつまれてより一層、空恐ろしいオーラを放つ中、それを堪能した俺らは市街地へと帰ろうとしていた。帰りは行きとは別のルートを使い、田んぼに家屋がとけこんだ田舎の風景を先ほどとは違う感覚で見て楽しんでいた。

しばらくは、そんな風に全員黙って個々で楽しんでいたが、しだいにその風景から非日常性を見つけてはそれを他のみんなに報告してその度合いを競うようになった。

「おい!この看板、トヨタの旧ロゴマークだ」「まてまて、こっちは伝統的な傘職人の家だ」もう、なんでもよかった。この競争は、珍しいものを見つけて、いかにみんなから同意が得られるかなので、そこに重点をおき一切制限はかけなかった。だから結果的には、色落ちした看板、剥げて何も見えない看板、焼き物の家、水上バイクを3台所有する家、と亜種はいくらでもでてきた。

だが、いつまでも続かなかった。ある程度までいくと、やはり二番煎じが続き、亜種も増えて、というよりそれだけになり、面白みがなくなってきたのだ。それでも、最後の最後まで粘ろうとそれぞれが努力していたが、次第に当初の大きかった声のぶつかり合いが病院での会話程度になり、そして、あとは耳を澄ます必要性を待つのみの状況となった。

俺はみんなよりいち早くそのことを察知し、かなりの消極的姿勢をとり始めていた。ある程度楽しめたし、このあと夜食を食べることが決まっていたのでここらへんで一休みしたかったというのもある。運のいいことに助手席に座っていたおかげで、仮眠の環境が誰よりもいい。これに途中で気づいた時、シートを倒して寝ることに決めた。そうすればおまけにオリオン座が車の屋根のせいで下半分だけしか見えない歯がゆさをもれなく解消できるはずだった。

だが、物体はそうはさせなかった

「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
後部座席から二波の大音量。力の抜けきった俺の体に電気が走った。心臓ははちきれそうになり、また、ダッシュボードに足が当たって激痛が走った。すぐさま「お前ら、うるせーよ」と怒号を飛ばすため後ろを向こうとした。

その瞬間だった。俺は、やはり後追いで彼らと同じセリフを叫んでいた。フロントガラス越しに見える大きな物体。国旗掲揚でよくみる長いポールを何倍何十倍に大きくした巨大な柱。その柱の一番上についた回転する三枚の羽と明滅する赤い光。風車が見えたのだ。

初風車だ!

媒体でしか見たことがない強烈な非日常性。まさか、こんなところにあるなんて、という驚き。タイミング。港につくられた人口浜とそびえたつ風車のダイナミック、かつ、やすらぎのある風景。それらすべてに衝撃受け、上限のない高揚を味わった。

硬くいえば風力発電。だが、これほどロマンを感じるものは他にないんじゃないか。と風車の周りを何度も歩きながらそんなことを思っていた。そういえば、冬の海はどこへやら。この日の思い出は風車の思い出として強く記憶に残りつづけたのだった。

このあとネットで調べてわかったことだが、今回見つけたこの風車は一年前くらいに出来た新しいもので、ちょうど今開催されている愛知万博の電力を賄っているらしい。閉幕後は電力会社に電気を売って地元に還元されるそうだ。

本当にあなどれない風力発電。それは知れば知るほどそう思う。近いうちにこのことをまとめたいと思っている。ひとまず風車はロマンを兼ねそろえた次世代を担う存在であることを強く俺は言っておきたい。

万博もいいけど、一生に一度は風車を見よう!

気になった

尿素」という言葉をご存知だろうか。俺はまったく知らなかった。だが、なんかたまに出てくるこの言葉。なんか不気味なので今日はこの意味深な言葉を調べてみた。(俺だけかw)

早速、辞書をひいてみると、尿素・窒素を含む有機化合物、と書いてありそれ以降もたんぱく質代謝の最終生成物で、哺乳類やカメ・カエル・サメなどの尿中に多いと続く。この時点で「あやしくはないな」と一安心した。哺乳類の尿に多く含まれているだけらしい。しかも、たんぱく質を分解して最後に残った成分だ。ここまでくれば一要素にすぎない。排泄物というイメージで考えるのは間違いだろう。(そもそも尿にしたって無害だ)

分子式はCO(NH2)2らしい。集めた情報によると尿素二酸化炭素CO2とアンモニアNH3から作られるとのこと。でもアンモニアは気になる。これは人体に有害なはずだ。でもNH2と書かれてある。オゾンO3は有害だが酸素02は無害というようにこれも無害と考えればいいのか。正直、化学はほとんどわからない。でも結局、分解すればHが水素、Nが窒素、Cが炭素、Oが酸素。すべて自分のすぐ隣に存在するものだ。もう完全に安心だろうw(たぶん、本質を理解してないのだろうがめどくさくなった)

ところで、ネットで調べてみると女性に馴染みがあることに気づく。この尿素、化粧品に良く使われているのだ。どうやら保湿作用があるらしい。女性のほうがこの疑問にいち早く気づいていたのかもしれない。そういえば、化粧品やシャンプーに石油が使われているというのは良く聞く話だが、これとまったく一緒の話だ。一成分が使われているというだけの話だ。それを心配するのは杞憂というわけだ。(だが、量産されているシャンプーに使われている合成界面活性剤は結構危険だ。石鹸の600〜1000倍の洗浄力があり、シャンプーを使ったねずみの実験でははげ頭になったそうだ。そして人間もさすがに耐えられないという見方が強い。(ちなみに環境的にも最悪)そういえば、昔の禿げた人を聞いたことが無い。やはり最近になってみんなハゲて来たのだろうか。そうだとしたら恐ろしい話だ)

畠山爽快講義の使い方

この参考書、結構雑に使っていたりする。適当に開いた項目をその日の日課にするという極めて粗雑なやり方だ。しかし、そんなやり方ができてしまうのも政経だからこそだ。といっても、適当なのは最初だけだ。内容にとりかかれば意味不明なところ一つ一つわかるまで調べ上げていく。丁寧すぎるほどにだ。

この参考書は復習のことも考慮してあるため初学用としては少しとっつきにくい点があるのは否めない。だが、この一冊で政経を完璧にしようとはまったく思っていない俺にとってはむしろこれくらいの構成のほうがやりやすい。読み進めると「少し不可解だなぁ」と感じるところが2、3箇所は必ずあるのだが、その2,3箇所という適度な不可解さが非常に心地いいのだ。そんなわけで二浪が決定した直後に購入して以来ずっと使っている。


政経は俺の大好きなネットをフル活用できるから好きだ。ほしい情報が見つからないということはまずない。やろうとおもえばパソコンで勉強を完結させることも可能だ。(もちろん、そんな非効率なことはやらないが)
また、政治、経済は生きた分野だから「今」を学べるという点もいい。今を学ぶということは、言い換えれば、変化を捕らえることだ。そして、俺は変化するものが好きだ。とことん自分に合ってる教科なのだ。

世間との距離を自覚した日

今日は月曜日だ。9時ごろ目がさめ、習慣になった忍び足で床のきしみ音をへらしながら、2階の自室から1階のリビングへと階段を下りていった。

「ん?何かが違う」
俺は1階についたときそう思った。
特に匂いが変だ。そして何かオーラを感じる。とにかく、この違和感を明らかにするため、さらに廊下を進みリビングのドアを開けた。するとそこには、いつもなら8時半に家を出て行くはずの親父がタバコを吸っている姿があった。

「え、なんでおんの?」
「は、海の日だ!」

・・・。俺はそのとき初めて今日が休みであることに気づいたのだった。-終-

これぞ浪人特有の休日感覚鈍化症候群だ。俺だけではないはずw